小児がんは80%以上治癒するようになったが、さまざまな晩期合併症があるために、リスクに基づいた長期フォローアップを生涯にわたって受けることが推奨される。しかし長期フォローアップからの脱落率が高いことが問題になっている。そこで、
1)小児がん経験者の移行準備性の特徴と小児がん経験者のニーズを明らかにする。
2)AYA世代の小児がん経験者を対象とした、移行準備性促進ピアサポートプログラム(Transition Readiness Fostering Peer Support Program)を開発する。プログラム提供方法はAYA世代の心性を考慮して、ピアサポーターとの協働を予定している。