教育課程の違う3校を対象に、Y総合病院をモデルとして看護学生の臨地実習での印象から、実習病院および実習指導をどのように受け止めたかを聞き、それが就職を考える時にどう影響するかを分析した。
実習終了後、Y総合病院に「就職したい」ものの割合が「就職したくない」ものの割合より上回っていたが、「迷っている」ものが最も多かった。日本語版ECBTの評価では、実習の基本となる指導について評価はどの学校も高く、踏み込んだ指導では高校、大学の評価が低かった。就職を【希望するもの】と【希望しないもの】の項目比較から、実習指導はその病院への就職を決める重要な要素であることが明確になった。