これまでの調査で、中学1年生1学期5月の時点では「学校には楽しく」通っており、「友達がいる」、「勉強が分かる」、「勉強が楽しい」という生徒が多数を占めるが、2学期10月では「学校は楽しい」が、勉強に関しては「勉強が難しい」、「面白くない」の方にシフトして行く。それと共に現在は、スマートフォン(以下スマホ)などによるSNSなどの使用が、学校生活、友達関係に複雑に影響している。今回、学校生活での状況の変化やSNSなどの使用実態を明らかにすると共に、引き起こされるこころの様子とそれに対するSNSなどの影響について比較検討した。有効回答数は36人(男子15人、女子21人)であった。SNS使用については学習に大きな影響差は見られなかったが、外遊びに向かわせる傾向が見られた。SNSの使用でトラブル経験は少ないものの注意を要すると思われる。