認知症高齢者に対してセンター方式を活用してBPSDが軽減した1事例-バリデーションと継続的なバーバル・ノンバーバルコミュニケーションを用いて-
日本精神科看護学術集会誌
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140-144
岩成淳治、矢田フミヱ、原川由美、岡村美智子
認知症によるBPSDが強い高齢者に対して「センター方式」の「私の気持ちシート」と「24時間アセスメントシート」を活用したコミュニケーションがBPSDの軽減に効果があるかを検討した。その結果、バリデーションを用いた「私の気持ちシート」の情報収集によりBPSDを引き起こす要因がわかった。その後、定期的・継続的なバーバル・ノンバーバルコミュニケーションを用いた対応を行った結果、認知症行動障害スケールと点数及びBPSDが軽減した。