その人らしさを尊重した認知症患者のBPSD軽減へのケア-センター方式24時間シート・私の気持ちシートを活用して-
日本精神科看護学術集会誌
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西村伸子,内藤菊恵,矢田フミヱ,岩成淳治
認知症の行動・心理症状(以下、BPSD)が強い患者8事例の、その人らしい生活が出来ることを目的にバリデーションで引出した記録した「私の気持ち」に添った看護介入を実施し、24時間アセスメントシートに記録・アセスメントを行った。BPSDの評価を1週間ごとに認知症DBDSの得点を測定し、患者の状況変化を評価した。その結果、8事例全てに、DBDSの得点が減少し、表情が穏やかうに変化し、夜間の睡眠も良好になった。