教員によるリフレクションを刺激する面接を看護学生個別に実施した中で、リフレクションが成立した学生2名と、成立しなった学生2名に対する教員の発問内容を比較した。その結果、リフレクションサイクルの「記述」と「分析」に特徴がみられた。
リフレクションを成立させるには、「記述」では、印象場面を経時的に5W1Hを手掛かりにwho、what、howが明確になる発問を行うことである。また「分析」では、学生の行動を丁寧に振り返り、その根拠となる学生自身の思考および行動の特性を看護実践と関連させて自覚できるような発問が必要である。