脳血管障害患者6名に対して、ADL(FIM得点)、自己効力感(岡本の脳血管障害患者用事項効力感尺度)、意欲(やる気スコア)を用いて、入院時、1か月後、2か月後にそれぞれ得点化し変化を観察した。また入院時と2か月後はWilcoxon符号順位検定をおこなった。時系列に見た変化時における患者の状況と看護介入を検討した。
その結果、入院2か月後にはFIMは5名が、自己効力感は4名が意欲は2名が上昇したが、有意差はなかった。すべての項目で上昇した患者には、リハビリに伴う疼痛に対して早期に医学的介入を行い、疼痛が上昇しない方法でトイレ介助を東一した。一方、上昇しなかった患者は下痢・発熱によりPトイレ訓練を中断しオムツ排泄となった。傾聴し、励ましながら排泄自立への介入を行ったが回復への不満や意欲低下を招いた。