成功体験を語る看護学生に対するリフレクションを促進させる教員の発問の検討
第49回 日本看護学会-看護教育-学術集会
日本看護協会
広島国際会議場
2018/08/16-17
矢田 フミヱ
リフレクション面接において、成功体験を語る学生3事例を取り上げ、どのような教員の発問が学生のリフレクションを促進させたのか検討した。結論として、教員は学生の成功体験を承認し、学生が意識していない観点からの発問が重要である。本事例では、自分の感情に視点が向いている学生には、患者の感情に視点を向けることと、過去の体験との比較が有効であった。異なる視点からの発問は、学生に自身の思考や行動の特性、さらには看護に対する考えを問い直す契機となり得ることから、リフレクションを促進させることができる。