精神保健福祉士(PSW)の職業性ストレス尺度の構成要因を明らかとした結果、「PSWの業務の煩雑性」、「精神障害者を地域へ橋渡しすることの困難さ」、「PSWとしての能力不足」、「PSWの職場環境」、「PSWが対象とする者との関わりにおいて生じる負担」、「他職員との間の葛藤」の要因68項目を明らかとした。しかし、同じ精神科医療・福祉に携わる精神科看護職者と比較した場合、「PSWの業務の煩雑性」、「精神障害者を地域へ橋渡しすることの困難さ」、 「PSWの職場環境」はPSW独自のストレスであり項目を精選化させ、海外のPSWのストレスをレビューすることで国際的に通用する尺度作成の必要性が示唆された。