本研究は、家庭用踏み台の実践的デザイン研究である。
踏み台は古くから日本の家庭で使用されてきた道具であり、高所へ上るためのステップのほか椅子やテーブルなど日常の様々な用途に使用されてきた。現在では各々の用途に対応した折りたたみなどの各種機構が一般的となり、多機能・多目的化が進んでいる製品である。しかし安全面からは危険なジョイント部などが多くなったとも捉えられ、とくに子供が使用する際には様々な不安・懸念も抱かれやすい。これらの解消を目的に「子供にやさしく大人・保護者にも安心感を与える踏み台」をテーマとしてデザイン開発・研究を行った。