本書は、発達障がいに焦点を当て、その特徴および少年司法における適切な対応、非行行為の理解の仕方や矯正施設での治療(教育)可能性などの理解を深めることを目的として刊行された。筆者は、オーストラリアにおける非行をした知的障がいのある少年の処遇•支援制度について、特に障がい福祉サービス従事者によるアセスメント、支援計画立案・実施、それらの少年司法手続との関係を解説した。
【担当箇所】「第13章 オーストラリア・ビクトリア州における知的障害をもつ非行少年(ジャスティス・クライアント)への処遇」【21頁(216-236頁)】