本書は、社会福祉と刑事司法の関係者を主な読者層として想定し、罪を犯した人びとと社会的排除という点に着目しながら、「支援を要する人」と社会復帰ための支援について解説したものである。筆者は、社会福祉領域におけるとりくみとして、社会福祉と矯正•保護の連携、施設支援と地域支援について解説し、多機関連携によるネットワーク型支援の在り方として「ハブとスポークモデル」を提唱した。また、架空事例を用いながら障がい福祉領域を中心とする実務の状況を解説するとともに、現時点における課題点を提示した。
【担当箇所】「第11章 社会福祉におけるとりくみと専門職の役割」【24頁(169-192頁)】