性加害行為のあった知的障がい者の支援のあり方ー障がい者福祉の支援者の語りから
龍谷大学矯正・保護総合センター研究年報
7
50-62
[共著者]我藤諭、山﨑康一郎、水藤昌彦
本稿では、性加害行為をした知的障がい者を初めて支援した障がい福祉領域で働く支援者による実践内容を明らかにする目的で実施したインタビュー調査(n=1)の結果を報告した。インタビューデータを(1)当事者との関係の変化、(2)地域生活と支援者のかかわり、(3)加害行為の原因分析、(4)支援ネットワークのあり方の各点から分析した。その結果、支援者たちの「聞く姿勢」「受けとめる体制」をもとにした仮説検証型支援が行われていることが示された。