本研究の目的は、Semantic Differential (SD)法を用い、老年期母親と中年期の娘の親子関係の状態の評価尺度の作成を行い、親子関係の状態の人生満足度への影響を検討することである。
調査対象者は、40歳以上の娘がいる65歳以上の女性367名と65歳以上の母がいる40歳以上の女性338名で、調査はWEB調査にて実施した。
主成分分析の結果、「尊重しあえる-尊重しあえない」など10項目からなる成人の親子関係状態評価尺度が構成された。
人生満足度を目的変数とし、「成人の親子関係状態」「健康状態」「自身の年齢」等を説明変数として強制投入法による重回帰分析を行った。
分析の結果,老年期女性、中年期女性ともに親子関係の状態の良好さが人生満足度に影響することが示された。