論文

基本情報

氏名 佐々木 直美
氏名(カナ) ササキ ナオミ
氏名(英語) SASAKI Naomi

タイトル

がん患者・家族を対象とした傾聴ボランティアの活動について~語りの分析から~

単著・共著の区分

共著

誌名

看護技術

65

1

ページ

76-80

発行年月

201901

著者

上河若菜・佐々木直美

査読の有無

.

記述言語

日本語

概要

がん患者サロンの傾聴ボランティア5名に実施したインタビューの内容から傾聴ボランティアの活動についてKJ法を用いて検討した。その結果、ボランティアの活動の基盤となっているのは、【がん患者のつらい思いが分かる】であり、それが汲み取れるよう努力を重ねていた。【ボランティアの努力】は【ボランティア自身のがん経験から患者を支えたい気持ち】、【サロンの代表の存在の大きさ】、【ボランティア活動の上での困難感】によって支えられており、【がん患者を尊重する姿勢】と【命に対する考え方や死生観】は相互に影響していた。また、【医療者に対する複雑な思い】を抱いており、医療者に対して患者と寄り添うこと、必要な患者にはサロンの情報提供を行うことを望み、チームで患者を支えたい気持ちを持っていた。さらに【サロンでがん患者が他者と関わることの重要性】を意識しつつ活動を行っていることが示された。