大学生を対象に、セクシュアルマイノリティの人のイメージに関して記述を求め、質的分析を行った。その結果、サブカテゴリーは13、カテゴリーは3つ得られた。カテゴリー1【セクシュアルマイノリティの人の、人としての特性】では、[明るい]、[開放性]、[自信]、[自由]、[おしゃれ]、[個性的]、[生きにくさ]などのサブカテゴリーがあり、メディアに登場する人たちをイメージしているものと考えられる。カテゴリー2【社会的評価】では、[一般的]、[新しい]、[特殊]といったサブカテゴリーがあり、セクシュアルマイノリティが一般的なものとなりつつあるが、一方で、特殊というように、2つのイメージが混在している様子が伺えた。カテゴリー3【内在化した感覚】では、[関わり方が分からない]、[嫌悪感]といったサブカテゴリーがあり、ホモフォビアが人々の感覚の中に根強く残っていることを示しているのではないかと考えられた、