産婦人科病院・診療所の助産師が「気になる親子」の情報を提供してから他機関との連携が発展するプロセス－子ども虐待の発生予防を目指して（第2報）－

日本看護研究学会雑誌

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219-230

唐田順子、市江和子、濱松加寸子、山田和子

本研究の目的は、産婦人科病院・診療所の助産師が「気になる親子」の情報を提供してから，他機関との連携が発展するプロセスを明らかにすることである。助産師8人を対象としたインタビューで得られたデータを，M-GTAの手法で分析した。プロセスは，助産師が他機関に【やり取りを交えた情報提供】を行い，他機関から情報フィードバックにより【親子のなりゆきを知る】，【変化の始点となるきっかけを得る】ことで，【支援に還元される経験的な学びを得る】・【頼れる協働機関として認識する】という助産師の変化を生み，【連携への認識が高まる】ことで【連携が深化する】。そして継続的な【新たな段階の連携が生まれる】ことであった。