0 歳児の第一子育児中の母親に対する RL の効果検 証を RL 実施群と対照群の無作為化比較試験を行った 結果,両群間に有意差が認められず,効果は検証でき なかった. RL 実施群内では,「赤ちゃんへの気持ち質問票」,「状 態自尊感情尺度」で有意差が認められたが,「育児不安 尺度」の得点では有意差が認められなかった.RL 実施 群内の実施回数による得点の変化については,「赤ちゃ んへの気持ち質問票」は,RL 0 回目と 2 回目に有意差 を認め,「状態自尊感情尺度」は,RL 0 回目と 2 回目, RL 0 回目と 3 回目に有意差が認められた.一方,対照 群内では,全ての指標で有意差はなかった.RL の記述 内容について〈内省や内言,気づき〉のコードの記述 人数が 1 回目に比べ 2 回目に有意に増加したが,3 回 目は 2 回目よりも減っていた. 実施群内においては,0 回目よりも 2 回目の RL 後に 母親の対児への否定的感情の低下や,0 回目よりも 2, 3 回目の RL 後に母親の状態自尊感情を高めることが明 らかになった.しかしながら,実施群と対照群の群間 での差が認められなかったことから,RL の効果を示唆 する傾向がみられるというにとどまるに至った.対象 者の選定,RL の実施間隔,評価尺度を検討した上で, 今後の継続的な検討が望まれる.