職種間連携による病棟での栄養ケアに必要な要因の検討
山口県立大学学術情報
第 12 号 〔大学院論集 通巻第 20 号〕
141-160
内田 朋子、 横山 正博、吉村 耕一、人見 英里
本研究では、病棟における栄養ケアに必要な要因の検討を行うために山口県内の38医療施設を対象とし、栄養管理において中心的な役割を担う看護師と管理栄養士に対して、病棟で行われている栄養管理の実態把握と、職種間連携の現状についてアンケート調査を実施した。病棟での栄養ケアは、異なる専門性を持った職種の集まりにより実施されているため、情報共有や職種間の調整が必要であり、栄養状態の改善という共通の課題を達成するために、各専門職種が専門分野を超えて横断的に役割を共有していく必要があることが示唆された。