論文

基本情報

氏名 畔津 忠博
氏名(カナ) アゼツ タダヒロ
氏名(英語) AZETSU Tadahiro

タイトル

ICTを活用した多主体間の長寿文化共有のためのシステム構築

単著・共著の区分

共著

誌名

山口県立大学学術情報(共通教育機構紀要)

 

9

ページ

57-60

発行年月

201603

著者

吉永敦征, 畔津忠博, 金恵媛

査読の有無

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記述言語

日本語

概要

本研究の目的は、ICTを利用することにより多世代間及び多地域間において長寿文化を共有・理解するための仕組みを構築することであり、本論文ではシステムの概要およびその目的を述べる。多様な長寿文化の理解は、高齢者も含めた多世代からの情報提供から始まる。しかしながら高齢者は一般にICTの利用に長けていない場合が多く情報の発信を十分に行なっているとはいえない。日常生活の中に高齢者についての情報があふれているわけでもない。高齢者像については、偏った情報の蓄積による固定観念の強化、あるいは独断的な判断同士による対立などが散見される。高齢者とそれ以外の世代には相互交流が少なくお互いの情報共有が困難な場合も多い。本稿では本学の新入生に対して高齢者像や長寿文化に関するアンケート調査を実施し、その後に一定の刺激(学習)を与えることで生じる変化を考察する研究手法について述べた。授業と連携させることで多世代の中で若者が持っている高齢者への関心・高齢者像をクローズアップできる調査環境、体系的なシステム基盤づくりを目指す。