本学の看護栄養学部栄養学科で開講されている実験科目の病態栄養学実験は、「基礎栄養学」、「生化学」、「人体の構造と機能」等に関する知識を基に課題を設定し、課題を明らかにするための実験を通して、生体への理解を深め、疾病の病態と成因の理解へ応用する力を身に付けることを目的としている。この科目では、学習効果を高めるためにグループ学習を取り入れている。また、eラーニングシステムを導入し、グループ学習で得られた成果をグループ外の学生でも共有できるよう配慮している。本発表では、グループ学習とeラーニングの効果に関して、ピアレビュー、授業評価、自己評価などの結果を基に、その利点や問題点について報告する。