『高大接続システム改革会議』「最終報告」が提出され,すべての学校段階を通じて,一貫した学習目標としての「学力の三要素」を総括的に育むことが求められていることが,より明確になりました。そのような学習目標の達成のために,アクティブ・ラーニングの方法を効果的に採り入れること,学習プロセスの自己調整と能動的な学習のために振り返りの機能を適時に組み込むことは,これからの授業デザインとして必然的な方向であると言えます。
本ワークショップでは,平成26年度にクリティカル・シンキングを育成する授業デザインを,平成27年度にその学習プロセスの評価方法をとりあげました。本年度もその延長線上に,「思考力」を他の学習要素から切り離さずに,「学力の三要素」を総括的に捉えて,さまざまなアクティブ・ラーニングや振り返りの技法によって構成された模擬授業をご体験いただくことで,3年間の総仕上げといたします。