学会発表(口頭発表・ポスター)

基本情報

氏名 井竿 富雄
氏名(カナ) イザオ トミオ
氏名(英語) IZAO Tomio

タイトル

「琿春事件・間島出兵被害者に対する救恤」

会議名

ロシア史研究会大会

主催者(学会名等)

ロシア史研究会

開催場所

法政大学市ヶ谷キャンパス

開催年月日

2022/10/15

単独・共同の区分

単独

発表者

井竿富雄(ロシア史研究会パネル「シベリア出兵を考え直す」の一人として。他には藤本健太朗、中谷直司の発表がそれぞれあった)

記述言語

日本語

会議種別

シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)

概要

1920年の琿春事件およびその報復的軍事行動としての「間島出兵」について、それぞれ発生した民間人被害者に対する「救恤」のあり方について考えた。琿春事件は日本政府が救恤金を出そうとせず、中国政府からの賠償を獲得して配分することにこだわり、1935年まで救済が遅れてしまった。また、琿春事件の報復的な行動として実行された間島出兵は、朝鮮人・中国人の被害者が多数出た。日本政府はなかなか個別の救恤を認めたがらなかったが、最終的に1921年初頭、朝鮮人住民は日本臣民であるから、と救恤金を支出した。ただ、これは個人に対してではなく、被害者の出た村に対する救恤金であった。