学習支援は、様々な生きづらさを抱える若者への支援実践として、生活習慣や対人スキルの修得が課題解決への糸口になり、将来の就職を見据えた児童期からの生活支援へと展開すると考える。 つまり、若者支援実践としての学習機会保障の取り組みは、子ども一人ひとりへの生活・学習支援を通して、参加者同士のグループダイナミクスを生むとともに、事業実施主体が取り組むコミュニティオーガニゼーションを基盤とするエンパワメント実践と言える。このような若者支援の場におけるソーシャルワーカーの立ち位置に関しては、自己肯定感の醸成から自己決定の尊重を促す寄り添い型支援の実践と多様な人材が子どもたち一人ひとりを支援していく重層的支援体制の構築が必要と考える。