不確定性動機の有無を判定するために使用されるTATによる物語をテキストマイニングにより分析した。分析の対象としたのは4つのリード文による物語の内,リード文2による物語であった。参加者は82名の大学生であった。結果は以下のことを示している。(1)「探す」「落ち込む」「将来」「どうしよう」といった単語が不確定性動機ありの物語に含まれる。(2)不確定性動機のない物語では「友達」「一人」「男の人」という単語が特徴的であった。(3)リード文2による物語には否定的事象の発生と対処というフレームがあることが示された。