島根県内の2市に配置された栄養教諭17名に小学生に行う特産品及び郷土料理の教育活動の実態について調査を行った。その結果、ここ数年で学校給食に用いた特産品は「あすっこ」、郷土料理では、「しじみ汁」が最も多かった。これらの教育方法は、給食時の放送が最も多く、内容では特産品が「旬」や「主な産地」、郷土料理は、「使用材料」、「込められた思い」が挙げられ、特産品と郷土料理のつながりを持たせる活動が行われていた。また、今後の教育活動として調理実習などの体験活動をさらに取り入れたいとする回答が多く、家庭や地域を巻き込んだ活動に力点が置かれていた。