箸の持ち方は、幼児期に体得する基本的な習慣の1つであるが、この時期の教育プログラムに関する研究はあまり報告されていない。そのため、H26年度、Y市内某幼稚園の年長児52名及びその保護者を対象に、楽しく積極的に学ぶことができる実践教育を検討した。具体的には、園児への箸教育2回(1回目:絵本やペープサート、お箸練習グッズを作成し、基本的な箸の持ち方を練習させた。2回目:紙粘土のお弁当セットのおかずを自分で詰めるゲームを実施。)、保護者への実態調査及び資料提供を行った。その結果、教育の前後で保護者の箸の持ち方に対する意識が有意に高まった。