学会発表(口頭発表・ポスター)

基本情報

氏名 水津 久美子
氏名(カナ) スイヅ クミコ
氏名(英語) SUIZU Kumiko

タイトル

高校生の食の自立に向けた調理の実践につながる情報誌の作成

会議名

 

主催者(学会名等)

第62回日本栄養改善学会学術総会

開催場所

福岡国際会議場

開催年月日

2015/9/24

単独・共同の区分

単独

発表者

水津久美子

記述言語

日本語

会議種別

ポスター発表

概要

高校生が、調理に関する知識や技能を定着させるためには、高校の授業以外に家庭で実践につなげるための工夫が必要とされる。本研究は、高校生の調理技能に関する実態把握及び調理実践につながる情報誌の検討を行うことを目的とした。山口県内の某高等学校2年生294名(男性157名、女性137名)を対象とし、無記名自記式の質問紙調査を行った。調査内容は、料理に対する意識、調理頻度、可能な調理操作・切り方(13項目)等である。また、情報誌配布後の評価の調査項目は情報誌の活用性・評価(12項目)とした。その結果 家庭で調理を実践する頻度は「全くしていない」、「月に1~2回」が、約7割を占めた。調理技能では、授業時に作業頻度の多い非加熱操作・加熱操作は、できると回答した割合が高かったが、全ての切り方について知っている割合よりできる割合は低く、技術が定着していないことがうかがえた。一方、調理実践につながる情報誌には、調理初心者でも理解できるような内容であること、食材の身近さや、調理手順のイラスト化による見やすさ等が重要な要因であると推察された。