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基本情報 |
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氏名 |
畔津 忠博 |
氏名(カナ) |
アゼツ タダヒロ |
氏名(英語) |
AZETSU Tadahiro |
情報処理学会研究報告, Vol.2021-CE-162, No.21, pp.1-7
本論文では,大学初年次生が獲得している情報リテラシーとパソコンの使用開始時期との関係について,2016 年と 2019 年に行なったアンケート調査に基づき報告する.本調査における情報リテラシーの指標には PC の入力に関する主観的評価を採用している.この情報リテラシーの指標を用いて,すべての学生は,情報リテラシーの高い群と情報リテラシーの低い群とに分けられる.2 群の比較により,情報リテラシーの低い学生よりも情報リテラシーの指標が高い学生は,一般に良く利用されている PC のアプリケーションの利用率が高い傾向にあることが判明した.しかしながら,2019 年度の調査では,PC のアプリケーションの利用率に両者の差が減少していることも確認できる.また,情報リテラシーの指標が高い傾向にあった学生は,情報リテラシーの指標が低い学生よりも,小学生のときに家庭に PC が存在し利用していた割合が高かった.その一方で,小学生のときに学校でのみ PC に触れていた学生の中には情報リテラシーの指標が高い場合もあり,学校教育の有効性も引き続き観察された.
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