論文

基本情報

氏名 大野 正博
氏名(カナ) オオノ マサヒロ
氏名(英語) ONO Masahiro

タイトル

トウキ由来特有成分の特徴づけに関する研究

単著・共著の区分

共著

誌名

山口県立大学学術情報

 

14

ページ

25-29

発行年月

202103

著者

大野正博,原如乃

査読の有無

.

記述言語

日本語

概要

トウキ(Angelica acutiloba)はセリ科の植物で、根を乾燥させたものは古くから生薬として用いられてきた。トウキの根には高血圧抑制活性の指標とされるアンジオテンシンⅠ変換酵素(ACE)阻害活性があると報告されている。大野らは、従来使用されずに廃棄されていた葉部や茎部分にも ACE 阻害活性が存在することをすでに報告した。しかし、トウキに含まれている ACE 阻害活性がどのような物質に由来するかは不明である。そこで本研究では、山口県産トウキ葉部中の ACE 阻害活性に関与している物質を明らかにすることを目的として成分分析を行った。その結果、山口県産トウキ葉部中の ACE 阻害活性物質はニコチアナミンであると考えられる。